【男性向け】"リードしなきゃ"を、一人で抱えなくていい。——婚活も結婚も、二人で作るものです
- Michi Nakashima

- 7月30日
- 読了時間: 5分
こんにちは!松山市駅から徒歩3分。
あすなる愛媛の結婚相談所、プロの心理カウンセラーで仲人の中嶋美知です😊
毎週水曜9時に女性向け、木曜9時に男性向け、日曜9時に男女皆様へのメッセージをお届けしています。
面談で男性会員さんとお話ししていると、よくこんな言葉を聞きます。
「男性がリードしなきゃいけないですよね」
「自分なりに頑張ってLINEしているんですけど。。。」
デートのお店を決めるのも、連絡のペースを保つのも、次に進めるかどうかを判断するのも、全部自分の役目だと思っている。そんな男性が、実はとても多いんです。
不安は性格じゃなくて、反応パターンです
右利きの人が急に箸を左手に持ち替えると、すごく不自由に感じますよね。それと同じで、「男は自分からリードするものだ」という反応の仕方も、性格ではなく、いつのまにか体に染みついた慣れたパターンなんです。
こんなこと、心当たりはありませんか。
デートのお店選びで悩みすぎて、誘うこと自体が億劫になる。
相手の気持ちがわからないから、次に誘っていいのかどうか困る。
一つでも「あるかも」と思った方は、このあとの話が、きっと役に立ちます。
「男はリードするもの」という思い込みの出どころ
これ、実は個人の弱さの話じゃないんです。
社会学の視点で見ると、「デートや結婚は男性主導で進めるもの」という価値観は、長い間、社会全体で共有されてきた"台本"のようなものでした。誘うのは男性、決めるのは男性、支えるのは男性。育ってくる過程で、はっきり教えられたわけではないのに、なんとなく刷り込まれている感覚がある方も多いんですよね。
でも、実際の恋愛や結婚は、台本通りにはいきません。相手にも意志があって、相手にもリードしたい部分があって、相手にも支えたい気持ちがあります。
一人で全部背負おうとすることは、真面目さの表れでもあります。ただ、それを続けていると、心理学でいう「学習性無力感」に近い状態に近づいていくことがあります。頑張っても頑張っても、うまくいくかどうかは自分だけでコントロールできない。それなのに責任だけは全部自分にある、と感じ続けると、だんだん動くこと自体が怖くなってしまうんです。
一人で背負い続けることの、体への負担
もう一つ、お伝えしておきたいことがあります。
「自分がやらなきゃ」という緊張感をずっと持ち続けることは、想像以上に体力を使います。心身の健康の研究でも、慢性的に責任感を抱え続けることが、ストレスホルモンの分泌や、睡眠の質、集中力にまで影響することがわかっています。
デートの前になると変に肩に力が入る。相手の反応を気にしすぎて、会っている間もどこか気が休まらない。
そんな感覚がある方は、すでにこの負担のサインが出ているのかもしれません。
二人で作る、という感覚に切り替える
行動レベルでできることから始めるなら、まずは小さな一歩からで大丈夫です。
次のデートのお店選びを、一つだけ相手に委ねてみる。「どこか行ってみたいところある?」と聞いてみる。
連絡のペースについても、「僕はこれくらいの頻度が心地いいけど、どう思う?」と、正解を一人で決めずに聞いてみる。
そして、根本のところで見つめ直したいのは、「リードする=一人で全部決める」という思い込みそのものです。本当のリードというのは、全部を背負うことではなく、相手と一緒に方向を決めていく力のことなんですよね。
コミュニケーション学では、これに近い考え方を「協働的な意思決定」と呼びます。二人の関係は、一人が引っ張って、もう一人がついていくものではなく、二人で一緒に作り上げていくものだという捉え方です。
そして、二人で作っていくために、実はとても効果的な一手間があります。それは、女性が話しているとき、途中で遮らずに、最後まで耳を傾けることです。
「でも」「それより」と口を挟みたくなる瞬間があっても、まずは最後まで聞く。
それだけで、女性は「ちゃんと聞いてもらえた」という満足感を得られます。そしてその安心感があるからこそ、自分の気持ちも素直に話せるようになりますし、今度は逆に、あなたの考えにも耳を傾けてくれるようになるんです。
コミュニケーション学でいう「傾聴」も、まさにこの構造です。
聞くという行為は、リードすることの反対ではありません。むしろ、二人で作っていくための、一番シンプルで確実な一歩なんですよね。
支え合える関係を、婚活の段階からつくる
一人で頑張り続けてきた男性ほど、実は「支えてもらう」ということに慣れていません。
でも、結婚生活は何十年も続きます。仕事で疲れて帰ってきた日、体調を崩した日、悩みを抱えた日。
そんなとき、一人で抱え込まずに、隣にいる人と分け合えるかどうかが、長い暮らしの心地よさを大きく左右します。
婚活の段階で「一人で背負わなくていい」という感覚を少しずつ練習しておくことは、その先の結婚生活の土台をつくることでもあるんです。
デートのお店を一緒に決めた。連絡のペースについて素直に聞けた。
それだけの小さな一歩が、「この人とは、一緒に作っていけそうだ」という安心感を、相手にも自分にも育てていきます。
今週の一歩
次に会うとき、彼女が話し終わる前に口を挟みそうになったら、一度だけ我慢して、最後まで聞いてみてください。
それだけで、二人の関係の重さが少し変わります。

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