【男性向け】性格は、今日から変えられる。—「俺はこういう人間だから」を卒業する、いちばんシンプルな方法ー
- Michi Nakashima

- 7月2日
- 読了時間: 8分
こんにちは!松山市駅から徒歩3分。あすなる愛媛の結婚相談所、プロの心理カウンセラーで仲人の中嶋美知です😊
毎週水曜9時に女性向け、木曜9時に男性向け、日曜9時に男女皆様へのメッセージをお届けしています。
今日はちょっと、ストレートなお話をさせてください。
「俺はこういう性格だから」って、言ったことありませんか。
お見合いの後、「自分は口下手だから会話が続かなかった」。
仮交際のデートで「自分は暗いからうまくいかない」。
婚活がうまくいかない原因を、性格のせいにして。
そしてその次にこう思うんですよね。「でも、性格は変えられないし」って。
でもね。ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。
「変えられない」って言っているということは、裏を返せば「変えたい」ということですよね。
今日はその「変えたい」に、本気で応えます。
そもそも「性格」って、何でしょう
「あの人は明るい性格だ」「自分は暗い性格だ」って、日常的に使う言葉です。
でも、ちょっと考えてみてください。「明るい性格」って、何を見てそう判断していますか。
たとえば、目の前にこういう人がいたとします。
口角を上げて、目尻が柔らかくて、顔をちゃんと上げていて、目の前の相手をやさしく見つめている。いわゆるニコニコした状態ですよね。
その人を見たら、「明るそうな人だなぁ」って思いませんか。思いますよね。
声が大きくて、ハキハキと挨拶してくれて、シャキッとしている人がいたら?
「爽やかだなぁ」「しっかりしてるなぁ」って感じますよね。
カフェに入って、席について3秒で注文を決める人は?
「決断力あるなぁ」って思うでしょう。
じゃあその人が、家に帰ったらどうなっているか。
もしかしたら、むすっとしているかもしれない。
声も小さく、ぼそぼそと、顔も上げずに話しているかもしれない。注文ひとつ決めるのに、ネットで1時間も2時間も検索しているかもしれない(笑)
その姿を見ても「明るくて爽やかで決断力ある人だ」と思いますか?
思わないですよね。
つまりね。私たちが「性格」と呼んでいるものって、その人の振る舞い・言動のパターンを見て、周りが判断しているだけなんです。
しかも、それは「相対的」なものです
もうひとつ大事なことがあります。
さっきの「爽やかでハキハキした人」のすぐ隣に、もっと声が大きくて、もっと表情豊かで、笑いも交えながら挨拶してくれる人がいたとします。
カフェに入る前からもう注文を決めている人がいたとしたら。
……さっきの人、急に「そこまで明るくないかも」「そこまで決断力あるってほどでもないかも」って見えてきませんか?
そうなんですよね。性格には、明確な基準がないんです。
「ここを満たせば明るい人」「ここを満たせば決断力がある人」なんて、どこにも定義されていない。
社会学者のアーヴィング・ゴフマンは、人は日常生活の中で常に「役割」を演じている——つまり、場面ごとに振る舞いを変えていると指摘しました。職場での自分、友達といるときの自分、家族の前の自分。全部違いますよね。
もし性格がひとつの固定されたものなら、どの場面でも同じ振る舞いになるはずです。でも実際は、場面によって全然違う自分が出てくる。
だからこそ私は、こう考えています。
性格は固定されたものではなく、振る舞いのパターンでしかない。
そしてパターンだからこそ、変えることができるんです。
こんなこと、心当たりはありませんか
お見合いのあと、「もっと明るくできたらよかったのに」と思ったことがある。
デートの帰り道、「もっと堂々としていたら違ったかもしれない」と振り返ったことがある。
「こういう性格だから仕方ない」と言いながら、本当はどこかで「変われるなら変わりたい」と思っている。
ひとつでも「あるかも」と感じた方は、このあとの話が、きっと力になります。
「性格だから仕方ない」も、実はパターンです
右利きの人が、何も考えなくても右手でお箸を持つように。私たちは長年の習慣で、ある振る舞いのパターンを自動的に繰り返しています。
声のトーン、姿勢、表情の作り方、人と話すときの目線の置き方。
これは「生まれつきの性格」なんかじゃなくて、長い年月をかけて身についた反応パターンなんですよね。
不安は性格ではなく、反応パターンです。
「暗い」も「口下手」も「優柔不断」も、、、全部、繰り返してきたパターン。
そしてパターンだからこそ、新しいパターンを練習すれば、書き換えることができるんです。
「ふりをすれば、そうなる」は科学的事実です
「振る舞いを変えれば性格が変わるなんて、そんな簡単な話じゃないだろう」って思いますよね。
「それってただの "ふり" でしょ。見せかけでしょ。実際の自分はそうじゃないのに」って。
でもね。ここが面白いところなんです。
心理学者ダリル・ベムの自己知覚理論(1972年)によると、人は自分の行動を観察して「自分はこういう人間だ」と判断していることがわかっています。つまり、明るく振る舞っていれば、「あれ、自分って案外明るい人間なのかも」と感じるようになるんです。自分自身に対しても、振る舞いが性格をつくっている。
さらに最近の大きな研究——138件の実験を統合したメタ分析(Coles et al., 2022)では、表情を変えると実際に感情が変わることが確認されました。笑顔を作ると、本当に気分が明るくなる。「顔面フィードバック仮説」と呼ばれるものです。
もうひとつ面白い研究があります。ノースウェスタン大学のアダムとガリンスキー(2012年)が行った実験では、同じ白衣を着ていても、「これは医者の白衣です」と説明された人と「これはペンキ屋さんの白衣です」と説明された人では、注意力テストの結果が違ったんです。着ているものの「意味づけ」が変わるだけで、実際のパフォーマンスが変わる。
つまり!!
ふりをしているうちに、ふりじゃなくなるんです。
「振る舞いを変える」ことは、最もシンプルで、最も科学的に裏付けのある性格の変え方なんですよね。
婚活で、具体的に何をすればいいか
じゃあ実際に、どうするか。
まず、あなたがなりたい「自分」を具体的にしてください。
「明るい人になりたい」でもいいし、「落ち着いた人になりたい」でもいい。「決断力のある人」でも「爽やかな人」でもいい。
次に、その人はどう振る舞うかを、一つひとつ想像してみてください。
その人の姿勢は?座り方は?歩き方は?
目線はどこを見ている?声のトーンは?速さは?
どんな言葉を選ぶ?相手にどう挨拶する?
服装は?髪型は?持ち物は?
女性のエスコートはどうする?ドアは開ける?椅子は引く?
動きはゆっくり?テキパキ?
これ、全部「外側」のことなんですよね。
性格の「中身」なんて、いじる必要はないんです。
振る舞いという「外側」を変えれば、相手から見たあなたの印象は変わります。
そして先ほどの研究が示しているように、やっているうちにあなた自身の内側も、ちゃんとついてくるんです。
仲人がいるなら、使い倒してください
もしあなたが結婚相談所に入っていて、仲人がいるなら。
お見合いやデートの後にフィードバックをもらえる環境にいるなら。
これ、ものすごいアドバンテージですからね。
だって、「自分がなりたい自分に見えていたかどうか」を聞ける相手がいるわけです。
「今日の自分、落ち着いた人に見えてましたか?」って聞いてみてください。
正直に答えてくれる仲人なら、「ここはよかったけど、ここはもうちょっとこうしたほうがいい」って具体的に教えてくれます。
それを受けて調整して、また試して、またフィードバックをもらう。
そうやって少しずつ「なりたい自分」に近づいていけばいいだけの話なんです、ぶっちゃけ。
一人で鏡に向かって練習するより、ずっと早いですよ。
もし「わかっているのにできない」なら
ここまで読んで、「なるほど、振る舞いを変えればいいのか」と頭では理解できたとします。
でも、いざやろうとしたときに。。。体が動かない。言葉が出ない。わかっているのに、いつもの自分に戻ってしまう。
そういうこともあるんですよね。
それは「意志が弱い」のではなくて、心の中に何らかのブレーキがかかっている可能性があります。
過去の経験ーたとえば「目立ったら叩かれた」「自分を出したら否定された」—そういう記憶が、無意識の防衛パターンとして残っていて、新しい振る舞いをブロックしているのかもしれません。
神経科学の観点で言うと、脳の扁桃体が「この行動は危険だ」と判断して、体を動かす前にブレーキをかけてしまうことがあります。これは生存本能としては正しい反応なのですが、婚活の場面では足かせになってしまうんですよね。
そういうときは、公認心理師である私に相談してください。
心理的なブレーキ、一緒に外していきましょう。
あなたが「変わった」先にある景色
想像してみてください。
お見合いの席で、背筋を伸ばして、自然な笑顔で「よろしくお願いします」と言えている自分。
仮交際のデートで、「次はここに行きませんか」とさらっと提案できている自分。
帰りの電車で、「今日、けっこういい感じだったかも」とふわっと思える自分。
そしていつか、、、
「あなたと一緒にいると安心する」と言ってもらえる日が来ます。
休みの日、並んでコーヒーを飲みながら「来週、何する?」と話している。そんな穏やかな朝がやってくる。
その「性格」は、生まれつきのものじゃない。あなたが自分で選んで、自分で育てたものです。
だからこそ、誰にも奪えない。本当の自信になるんですよね。
今週の一歩
明日、誰かと会うとき——仕事の同僚でも、コンビニの店員さんでも、誰でもいいです。
いつもより少しだけ口角を上げて、いつもより少しだけ声のトーンを明るくして、「おはようございます」と言ってみてください。
それだけでいいんです。性格を変える一歩って、そのくらい小さなことから始まりますから。

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