【女性向け】「あのカフェ、寄りたい」が言えない人はいませんか?―彼の完璧なプラン、なぜか泣きたくなった理由

こんにちは!松山市駅から徒歩3分。
あすなる愛媛の結婚相談所、プロの心理カウンセラーで仲人の中嶋美知です😊
毎週水曜9時に女性向け、木曜9時に男性向け、日曜9時に男女皆様へのメッセージをお届けしています。
彼がせっかく立ててくれたデートのプランに、言えなかったことはありませんか。「あそこ、ちょっと寄りたいな」のたった一言が。
先に結論からお伝えしますね。そのモヤモヤは、あなたがワガママだからでも、彼が冷たいからでもありません。ふたりの中で、それぞれ違う"モード"のスイッチが入っているだけ!なんですよね😢
北海道の新婚旅行で、私が顔をぶすっとさせていた話
私の話から、させてください。
前の結婚の新婚旅行は、北海道のドライブ旅行でした。彼はとても一生懸命、計画を立ててくれていたんです。ホテルも、ルートも、時間配分まで。
ところが、広大な北海道を走っていると、気になる施設や素敵なカフェが、次から次へと目に入ってくるんですよね。わかるでしょ?!きっと女性なら。
「あ、ここ寄りたいな」と思って口に出してみるのですが、返ってくるのは決まって「予定に間に合わなくなるから」「計画にないから」ということでした。
それでもう、全然つまらなくなってしまって😭
私の気持ちは考えてくれないのかな、と思う一方で、せっかく計画してくれているのに、という気持ちもあって。その葛藤の中で、私の顔はもう完全にぶすっとしていたと思います(汗)。運転してくれているから、文句を言わないように一生懸命がんばった結果が、ぜんぶ顔に出ていたんですよね。
先日ラジオを聴いていたら、ある女性が同じような話をしていました。前の彼とのドライブで「あのカフェに寄りたい」と言ったら「プランにない」と却下されて、泣いてしまったと。思わず「わかる!それ、めっちゃわかる!!」と声に出してしまいました😆
こんなこと、心当たりはありませんか
彼のプランはとても丁寧なのに、楽しんでいる顔をするのが、少し疲れてしまう。
「寄り道したい」と言いたいのに、言った瞬間に空気が固くなりそうで、飲み込んでしまう。
あとで彼に「今日、楽しかった?」と聞かれて、「ううん、楽しかったよ」と答えながら、胸の奥にモヤッとしたものが残っている。
愛媛で婚活をしている女性なら、こんな場面もあるかもしれません。
しまなみ海道を走っていて「ここで降りたい」と思ったのに言えなかった
道後温泉の帰りに、気になるお店を見つけたのに言えなかった
というふうに。
どれか一つでも「あるかも」と思った方は、このあとの話が、きっと役に立ちます。
彼にも、悪気はまったくないんです
ここで、少し視点を変えてみますね。
人は誰でも、右利きの人が意識せず右手を使うように、無意識に出てくる"慣れた反応"を持っています。
そして人の中には、大きく分けて二つのエネルギーがあります。
先を見て、数字や論理で分析し、計画を立てる"男性性"のエネルギー。
そして、今この瞬間に何を感じているかを大切にする"女性性"のエネルギーです。
大事なのは、これは男性・女性という性別の話ではないということ。
男性の中にも女性性はありますし、女性の中にも男性性があります。仕事中のあなたは、きっとスケジュールを分刻みで組んでいますよね。それは男性性のエネルギーが前に出ている状態なんです。
彼がデートのプランを立てているとき、彼は男性性のスイッチが入っています。だから旅行も、時間という数字、距離という数字、計画というプランにフォーカスしていく。一方で、あなたの女性性が前に出ているときは、今この瞬間の景色、香り、「なんだかいいな」という感覚が、何より大事になります。
どちらも、本人にとってはあまりにも自然な状態なんです。だから疑いようがないんですよね。
そんな無垢なふたつがぶつかると、「何考えてんの?」「どうして分かってくれないの?」という不満が、やがてイライラや怒りに変わっていきます。
ここで大切な一文をお伝えしますね。イライラは、性格の問題ではなく、反応パターンです。
心理学者ジョン・ゴットマンは、ワシントン大学の「ラブ・ラボ」で、新婚カップル130組を6年間追跡した研究で、こんな発見をしています(Gottman & DeClaire, "The Relationship Cure", 2001)。パートナーからの小さな呼びかけ(「あれ見て」「ここ寄りたい」など、"bids for connection"と呼ばれるもの)に、きちんと顔を向けて応えた夫婦は、6年後も婚姻が続いている割合が約86%。離婚に至った夫婦では、約33%だったそうです。
つまり、あなたの「寄りたい」は、彼への大切な"つながりの誘い"。そうではありませんか?
我慢した顔は、いちばん伝わってしまう
もうひとつ。社会学者ホックシールドは、感情を偽って表に出すことを「感情労働」と呼びました。本当は違うのに、楽しそうな顔を作り続けるのは、心と体をじわじわと疲れさせます。
そして不思議なもので、我慢した気持ちは、言葉にしなくても顔に出てしまうんですよね。
彼のほうも「なんで不機嫌なんだろう」と、原因がわからないまま戸惑ってしまう。お互いにとって、残念なすれ違いです。
明日からできる、三つのこと
まず、彼の計画を「愛情の形」として受け取ること。頭を使って、時間を使って、エネルギーを使ってプランを立ててくれたんだなあ、と気づいて、「ありがとう」「準備してくれて嬉しい」と言葉にします。ねぎらわれると、人は肩の力がふっと抜けるんですよね。
次に、その上で「一緒に楽しもう」と誘うこと。「このプランがあったから、この景色に出会えたね。ちょっとだけ、あのカフェものぞいてみない?」と。プランを否定するのではなく、プランを土台にして、今この瞬間を一緒に楽しむ方向へ誘うんです。
そして三つ目、いちばん大切なのは、事前に伝えておくこと。彼が「これでいいかな?」と確認してくれたとき、「ありがとう、とっても楽しみ。ただ、その時々に感じたことで、少し寄り道したり、変えたくなったりするかもしれないの。そういう余白もプランに入れてもらえたら嬉しいな」と、先にお願いしておきます。
突然の変更は、計画派の彼にとっては本当にストレスなんです。だからこそ、事前に共有しておく。理由も添えるといいですよ。「あなたと一緒に、その瞬間ごとの喜びや愛しさ、驚きや発見を分かち合いたいの。それが私の幸せなの」と。
我慢するのでも、突然変えるのでもなく、素直に伝え合う。これが、あすなる愛媛がお勧めしたい"素直婚"の第一歩です。
「寄り道」が、ふたりの思い出になる
想像してみてください。プランにはなかったカフェに、ふたりで入る。窓から見える景色を眺めながら、彼が少し照れくさそうに「ここ、いいね」とつぶやく。帰りの車の中で「あそこ寄れてよかったね」と笑い合う。
計画どおりに進む旅も素敵です。でも、計画があったからこそ辿り着けた寄り道は、ふたりだけの、忘れられない思い出になります。
これは結婚後の暮らしでも同じで、住まいや仕事、家族のことなど人生のプランも、「決めたとおりに進める」のではなく、「感じながら、すり合わせていく」ことで、もっと豊かなものになっていくんです。
今週の一歩
今度、誰かが計画を立ててくれたとき、最初のひとことを「ありがとう、楽しみ」にしてみてください。それだけで、次の「ここ寄りたいな」が、ぐっと言いやすくなります。
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